2009年11月29日日曜日

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秋の訪れはまず指先に現れ、それが年々早まってきているような気がします。寄る年波には勝てないってことですねえ。

困るのは、縫い物をするとき、玉結びが難しいこと。
指がかさついていると、ちゃんとよじれず、結べないのです。手荒れがひどくてささくれていると、絹糸みたいにデリケートな素材は引っかかって割れることもあります。
人形を作るときには、ハンドクリームなどつけないんです。人形に移ったらいやだから。

糸を通したり玉結びの際、指先や糸をなめる人がいますが、あれはちょっと不衛生なイメージですね。
私はたいていマスクをかけて作業するので、そういうわけにもいかないし。

昔のオフィスでは、書類をめくるときに指サックを使ったり、スポンジで指先を湿らせたりしていました。

プラスティックのひらたいつぼのような形をした容器にスポンジが入っていまして、名称は知らないけど、かなり伝統的な事務用品だと思います。OA化が進んでも紙の消費はさほど減っていないみたいだから、今でもあるはずです。
毎日洗って水を取り替えないと不衛生だから、濡らさずに済む固いクリーム状の製品も出回っていたようです。

そのスポンジにはある程度厚みがあって乾きにくかったのだと思います。

それでありあわせの素材を使って自作してみました。ジャム瓶の蓋に、丸く切ったスポンジをはめただけ。
スポンジは何かの緩衝材として入っていたもので、きめが粗く、厚さ5ミリ程度。すぐに乾くから、いやでもこまめに水を替えなければなりません。

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蓋にはちょっと突起があるので、スポンジが外れにくく、なかなか便利です。

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