布の裏表がわからないことってありますよね。とりわけ平織りの無地など。
どんな生地でも、基本原則は「きれいなほうが表」です。
一見区別がつかないような生地でも、仔細に調べると、裏側のほうがなんとなく引っ掛かりがあるとか、糸のつなぎ目や傷があるとか、そこそこわかるものです。
わからないほど均一ならば、どちらが表でもかまいません。服にしてしまえばどうでもよくなります。
裏と表が違うのはわかるけど、どちらが表か判断に困るという生地もあります。綾織などは斜めの線が走っているほうが表ですが、案外裏を使うのも面白いかも。
結局好みの問題ともいえましょうか。
以前私は水玉模様の綿ニットでTシャツを作りましたが、裏が無地なので模様を内側にしました。単に無地のTシャツが欲しかっただけ。
二つ折りになった生地は、通常表を外にしています。ただし白無地は例外です。汚れ防止のためでしょうが、じゃあごく淡いベージュやオフホワイトはどうなんだと言いたい。
折らずに巻かれている状態でも、白以外は表が外です。カットして持ち帰ればわからなくなりますが。
耳(縁の両側のほつれない部分)に一定間隔で穴があいている生地がありますね。
あの穴が何のためにあるのかは知りませんが、昔聞いた話では、裏側からあけるから穴の縁が飛び出しているほうが表だそうです。ちらと見た限りではそちらを裏だと思いがちですけど。
これは普通のブロード。
左のほうが穴が飛び出ています。
ブロードなんて、どっちを表にしてもいいような生地ですね。
縫いものに慣れてくると、布の縦横がわからないことはあまりないかもしれませんが、引っぱって伸び気味なほうが横ですよー。縦横がごっちゃだと、スカートなどはかなり変になります。
フェルトには縦横がないみたいですが、微妙に違うようです。仕上がりへの影響はほとんどないと思いますが。
2009年8月31日月曜日
表裏いったい
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