2012年9月24日月曜日

日本犬


我が家にはテレビがありません。たまにラジオをつけて天気予報など聞くけど、週に2、3度、数分間です。倹約のため今月から新聞購読もやめました。ネットにつなぐのは1日2回くらい。
もはや世捨て人ライフ。

それじゃあ時間が余ってしかたないでしょ。心おきなく創作活動に専念できるね。・・・ですって?

そんなもんじゃないですよー。何をしているかわからないうちに1日が終わってしまうのです。
人形作りは長いこと休止中(も同然)だし、猫ぬいぐるみをライフワークにしようというもくろみは挫折しかかってるし、ブログはあれこれ滞ってるし。

初心に帰って基本的で易しいものからやり直し、少しずつ自信をつけていくべきなのかな・・・とも思います。

そんなとき、携帯電話のコマーシャルに出ている白い犬が人気だと耳にしました。その翌日、友人と電話(一般加入電話)で雑談中、ついでに尋ねてみたのです。「ねえねえ、ドコモの犬ってどんな感じ? かわいいの?」
すると「あれは北海道犬でカイくんという名前だよ」と教えてくれました。「北海道だから、かわいいってわけじゃないけど」とも。

北海道でカイとはねー。
「北海道犬だからかわいくない」とは偏見かもしれないけど、だいたいが日本犬の成犬はかわいいってイメージには遠いようです。勇壮とか、りりしいとか、野生的とかがほめ言葉でしょうか。

あらためて画像検索すると・・・ドコモの犬なんてドコにも居ぬ。あれはソフトバンクだったんだぁ。
間違えても話が通じるんだからスゴイよね。あるいは、無知を笑っちゃ気の毒だと話を合わせてくれたのかしら。

ところで、私が最初に作った本格的な犬ぬいぐるみはチワワです。『ハンドメイド・ドッグ』(小柳英美/文化出版局)に載っていた型紙を参考にしました。
この本には等身大でリアルな犬のぬいぐるみの作り方が載っています。どれも小型の洋犬です。パピヨン、トイ・プードル、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークもこの本からアレンジしました。ずいぶんとお世話になった気がします。
ただ、型紙のパーツは多く、難易度は高めです。ひとつ作ると、けっこう疲れます。

次に手がけた紀州犬は一から型紙を起こしたオリジナルです。だから日本犬は私のぬいぐるみ作りの原点だと思っています。
そのとき作った型紙を検分すると、途中であちこち変更を加えたので、どれが正しい線なのかわからず、一部は紛失していました。しかたなく、また初めから書き直して、あのときの紀州犬と同じ感じに作ってみました。

白い日本犬

形がシンプルだから、初心者にも比較的簡単に作れるんじゃないかなと思います。
もう少し改良を加えて、作り方ページをアップするつもりです。日本犬に興味をお持ちのかたはご期待くださいませ。

日本犬はどれも同じような形です。紀州も白い北海道も白い秋田もぬいぐるみにしちゃえば、区別はつきません。
むろん各犬を仔細に観察すると違いはいろいろありましょうが、ぬいぐるみなんておおざっぱなものですからね。
甲斐はほかの日本犬よりもシャープなフォームでかっこいいと思いますが、適当な素材が手に入りにくく、作るのは無理でしょう。

なお、土佐や狆、日本テリアに日本スピッツなども、いちおう日本犬ではありますが、外モノからの派生だから別扱いされています。
真の日本犬は、立ち耳立ち尾で短毛の、昔からいた種類だけで、天然記念物に指定されています。そこかしこで見かける柴犬が天然記念物だなんて、なんとなく納得いかないんですけどね。

2 件のコメント:

どりーみー さんのコメント...

こんばんは♪
なんと驚きました。テレビが無い。!!!
まるでどこぞの皇族の妃さまになられた方のようです。
それに比べて私は困ったことになっています。
私の凝り症は察していらっしゃると想いますが、実は韓国ドラマに嵌まってしまいました。本当に時間の無駄遣いをしています。
だいたいは歴史ものですが、近頃では放送される中に過去に見たものもあるようになってきたので、もうしばらくで抜けだせるかと、それだけを祈っています。
あっ。すみません。脱線してしまいました。

猫をきわめて今度は犬ですね。ほんとに生きてるようです。大きさはどのくらいなんでしょうか?型紙の公開が待たれます。

>ドコモの犬・・・
うふふ、私もすっかりあの犬のことを思い浮かべていました。思い込みっておもしろいものですね。
その点コンピューターは点一つ違っても融通が利きませんよね。

>それじゃあ時間が余ってしかたないでしょ。

いえいえ。一日が矢のように過ぎて行きますよね。私はもっと若かったらと本当に残念です・・・と言いつつ、まだ走らず・・・

ルノ さんのコメント...

こんにちは。
以前からどりーみーさんのブログでは韓国ドラマへの熱い想いがよく語られていて、ほんとうに熱中なさってるんだなと感じていました。昨今は韓流離れとか言われますが、いいものはいい、おもしろいものはおもしろいってことで、決して時間の無駄遣いではないと思います。

ほんとうに毎日が矢のように過ぎてゆきます。年をとると時の経つのがはやいということをつくづく実感します。若いころは年配のかたにそういうことを言われてもピンとこなかったんですけど。
もう余命わずかだと覚悟を決める時期かな、と。

この犬は頭のてっぺんまでの高さが30センチくらいです。このくらいが作りやすいサイズではないでしょうか。その後ぱったり停滞してますけど・・・(^^ゞ