一昨年ころから、猫のぬいぐるみを作るときには、顔布の目の部分を切り抜いて、その穴から目玉をのぞかせるようにしています。
切り抜いた穴の位置がずれて作り直した話を去年書きましたが、あのあといくつか作った猫の頭は半分以上失敗しました。すべて穴の開け方をまずったせいです。左右非対称のほか、大きくなりすぎたり、形がゆがんだり・・・。
完成までこぎつけたものでも、実は妥協の産物なんですよね。
輪郭をしっかり描いて慎重に切れば、間違えることなんてなさそうなのに・・・。
いや、実際にやってみるとけっこうたいへんなのです。
そもそも私がよく使うファー布は、目の粗いニットで、裏面がデコボコしていて印がつきにくいし、切るとほつれやすいのです。
もっと密な布を探したけど、なかなか見つかりません。毛足の長さや光沢、手触り、価格など総合的に判断して、とりあえずそれに落ち着いています。
テディベアは平織りファーで作るようですが、個人的にはニットのほうが綿を詰めやすく、形を整えるのが楽だと感じます。
右側は穴が大きすぎたので、ちょっと縫い縮めてプラスティックアイを差し込んでみました。穴の縁が見えないから、一般の外付け方式と同じです。昔はこれでもいいと思っていましたが・・・。
左はアーモンド形よりも丸くしようと切ったら、形が菱形っぽくなってしまいました。まだ切り過ぎてはいないから、切り整える余地はありますが、下の角から裂けてきて、難しい状況になりつつあります。(その後どうにか仕上げました。)
そんなふうに、失敗を重ねてはいるけれど、何個かやりそこねた程度でめげていては修業にならん。もっともっと失敗せえ。
というくらい目の穴にこだわるのは、1度これをやったら、普通に外から目を付ける方法では満足できなくなるのです。猫らしさがかなりアップしますから。ただし、丸い瞳孔の場合、かけた労力に見合うほどの違いではないような気もします。
2011年2月26日土曜日
続猫目穴
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