2010年11月30日火曜日

フェルトの切り方

フェルト布で小さなぬいぐるみや小物を作ることがよくあります。
ほつれないフェルトは扱いやすく、初心者の手芸にも向いています。

でもフェルトの裁断は案外難しいものです。

たいていの場合私は、型紙を上に置いて鉛筆や布用マーカーなどでまわりをなぞり、その線に沿ってはさみで切ります。
手軽ではありますが、フェルトは表面が毛羽立っていて、しるしがつきにくいのです。入り組んだ形だと何がなんだかわからなくなったり、切ったあと左右の脚を重ねたら太さが違っていた、なんてことも。

フェルトを縫い合わせるときは、縫い代をつけずに切って表からかがるのが一般的です。描いた線のぎりぎり内側を切れば、布にしるしが残りません。でもなかなかうまく切れず、布縁に鉛筆の粉が見えていて、色淡い布は仕上がりが汚くなることもあります。

型紙を薄い紙に写し、線よりも一回り大きく切り抜いて、それをフェルトにセロテープで貼りつけ、紙ごと切っていくというやり方は、ディズニーのフェルトマスコット&小物(ブティック社)という本に載っていました。テープは線にかかるように貼ります。



これだと、小さくて複雑な形でも、比較的正確に切ることができます。

数年前、この本を見て、ミッキーマウスとスティッチを作りました。スティッチの爪は幅2ミリほどです。



型紙は使い捨てで、すべてのパーツにつき1枚ずつ必要です。スキャナで読み取って印刷しましたが、手描きで写すとなるとかなり面倒な作業といえます。

それと似ていますが、厚紙で切り抜いた型紙をフェルトにセロテープで貼りつけ、型紙の縁に沿って切っていく方法もあります。



型紙は繰り返し使用できますが、そのうちテープだらけになるので、長持ちはしません。複雑な型を切り抜くのはやや困難です。

セロテープを切ると、はさみに粘着剤がつくことがあるので注意しましょう。

ごく単純な形でやや大きめのものなら、型紙とフェルトを重ねて指で押さえながら切ることもできます。

なお、フェルトは厚みがあるから、表面に垂直になるようにはさみの刃を当てて切ります。でないと、断面が斜めになり、表と裏で大きさが微妙に違ったり、薄い縁から崩れてきたりして、きれいに仕上がりません。
それを逆利用することもあります。猫耳の内側にフェルトを貼る場合などには、断面が斜めになるように切ると、貼りつけた縁に厚みが出ず、いくぶん自然な感じです。

フェルトといえば、羊毛フェルトでいろんなものを作る手芸が人気ですね。ぬいぐるみよりもリアルにできて、作り甲斐があるようです。
私はまだ取り組んだことがありません。外側から形作って中身を詰める方式が、今のところ私には向いているようです。

4 件のコメント:

どりーみー さんのコメント...

凄い!
細かいですね。
爪が2mmほどとは驚きです。一般的にかがると書かれていますが、この爪の所も立体なのですよね?つまりアップリケでは無く、縫いぐるみですよね?前と後ろをかがって繋いであるのですか?
信じられない細かさです。
フェルトの切り方についても勉強になりました。

ルノ さんのコメント...

どりーみーさん こんにちは。
市販の手芸本だから、そんなに難しいものは載っていないんですよ。
足の爪や目の中の白い部分はボンドで貼りつけるし、手の爪は1枚断ち切りで、手にはさんで縫います。はさまれる根元にボンドをつけたんじゃなかったかしら。乱暴に扱うと、すぐに壊れそうな感じです。
おおむね2枚かがり合わせてわたを詰めていますが、全体にぺちゃんこな仕上がりです。半立体といいますか、こういうのもわりと面白いなとそのとき思いました。

匿名 さんのコメント...

はじめまして m(_ _"m)ペコリ
最近フェルトで人形?を作るのですが、
細かい部分がどうしても綺麗に切れなくてこちらにたどり着きました。
大変参考になりました。
ありがとうございました。m(_ _"m)ペコリ

ルノ さんのコメント...

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
お役に立てて嬉しく思います。これからもぜひいろいろなフェルト手芸を楽しんでください。