ぬいぐるみを作るときに使用するファー布を切ったり縫ったりすると、細かい毛が舞い散ってたいへんだということは、すでにあちこちで書いています。
それでも作るときはそこそこ充実感があってよろしいものです。
面倒なのは、あとの掃除。
我が家はほとんどじゅうたん敷きなので、飛んだ毛が絡みついて、掃除機をかけただけでは完全に取れません。掃除機はわりとハイパワーですが、安物で、じゅうたん専用ブラシなどついていないのです。専用ブラシでもどうせ取れないだろうとは、過去の経験から想像がつきますし。
じゅうたんを捨てたいと長年思ってはいるのですが、騒音防止の観点から、実施に踏み切れません。
フローリングはフローリングで、掃除がたいへんみたいです。近眼の私にもホコリが見えるくらい目立つし、綿ゴミが浮遊しながら、タンブルウィードみたいに成長するんです。
粘着性のじゅうたん掃除用ローラーみたいなものは使ったことがなく、ガムテープはもったいない気がして、結局一番ましなのが洋服ブラシのようです。
毛が植えられているブラシではなく、布製の品です。写真では一番下の楕円形のブラシ。
このブラシは相当古いもので、プラスティックの柄はひび割れて、布を巻きつけています。が、ブラシ面はまだまだ使用可能。擦り切れたり破れたりせず、実に丈夫です。
片方向になでるとゴミがくっつき、反対方向になでるとついたゴミが外れるというしくみです。
その昔、スーパーの店頭かどこかのイベントコーナーで、アイデア商品として売られていました。当時1,000円くらいしたと思います。今では同様の品が百円ショップでも買えますが。
掃除機をかけたあと、これでじゅうたんを強くこすると、すっきりします。じゅうたんの毛並みも整うし。
ただし1度に取れる範囲は狭いから、部屋中行うのは時間もかかり、かなりの重労働です。ときたま念入りに掃除するときに使います。
上っ張りについた毛も、このブラシで取ります。ベランダでふるったりすると、我が身に飛んできたり部屋の中に舞い込んだりして逆効果なのですよね。
一番上のブラシはナイロン毛で、出来上がったぬいぐるみの毛並みを整えるのに使っています。
真ん中は獣毛で、人形の髪をとくのに便利です。
そういうわけで、人形やぬいぐるみ作りに、ブラシは必需品です。
2010年4月30日金曜日
けっこう毛だらけ
2010年4月17日土曜日
針山
裁縫にピンクッションは必需品です。
今では「針山」だの「針刺し」だのと言う人は減ったと思いますが、うちの国語辞典(1995年版)にはピンクッションという見出しがないのですよ。
それはともあれ、私もいくつか持っています。
四角いのはよく使う縫い針用、丸いのは待ち針用。
これは長い針や特殊針専用です。
今のところ手持ちの針で一番長いのが18センチ。
ブルーと茶色はフェルトを縫ってポリエステル綿を詰めました。
薄紫の針山は市販品です。かなり年季が入っていて、あちこちから髪の毛の先が飛び出しています。手首にはめることができるようについているゴムバンドは、すでにびろ~ん。
針刺しに人毛を詰めるのは、髪の油分で針が錆びないようにするためです。
ポリエステル綿でもしょっちゅう使っていればまず錆びませんが、長期保管には向かないようです。
昔、コーヒーの出し殻がいいと某手芸雑誌に書いてあったので、試してみたら、すぐに錆びてしまい、さんざんでした。コーヒーにも多少の油は含まれているし、完全に乾燥させたはずだったんですが、湿気を吸いやすいようです。
手首のゴムが伸びきっても、別に困ることはありません。手首にはめて使うことはまれですから。
ミシンかけの最中には、外したピンをいちいちクッションに刺す余裕はなく、そのへんに放り出します。
手縫いのときにはそうそう焦る必要はないけど、粗忽だから手首に針を刺したことが何度かあって、懲りました。
などと言いつつ、新たにゴムつきピンクッションを作ってみました。
いちごのケーキ(のつもり)とエクレア(どこが?)。
こちらはピンクのピンクッション。
って、単なるフェルトの象ぬいぐるみ(試作品)です。かわいそうに~。
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