2010年12月22日水曜日

クリスマスバッグ

人形をご注文くださったかたから、クリスマスプレゼントにするからそれらしい梱包をしてもらえないかというご要望をいただきました。

それでちょっと困ってしまったのです。
人形は50センチくらいですが、ちょうどいいサイズの箱は包装資材店でもなかなか見つかりません。
とりあえず自分で箱を作って、手持ちの金色ストライプの包装紙で包もうか。けれども私は包装が大の苦手。

箱の包み方には、キャラメル包みとデパート包みがあるとか。
デパート包みは高級感がありますが、難しいから私はもっぱらキャラメル方式。でも角が崩れたりしわが寄ったりして、いつも見映えが悪いんですよね。
さらにはリボンもちゃんと結ぶ自信がないし・・・。

きっちり包んで送ったとしても、お客様が事前に中身をチェックできないと不安じゃないかとも思いました。

考えた末、簡易組み立て方式の箱を作ることにしました。



素材は大判の色画用紙。白画用紙に比べて薄手だから、赤と緑で同じものを作り、二重にしました。内側の緑箱をわずかに小さく作ったほうがぴったりはまり込むと思ったけど、薄いからさほど違和感はありません。

底はパーツを差し込んで箱のようになり、上はくりぬいて持ち手ふうにして、袋に近い感じです。
くりぬいた部分を蓋にしてかぶせて、リボン飾りをくっつければできあがり。



はさみで切った線はゆがんでいたりして、細部は粗雑ですが、遠目にはまあまあ?
幸いお客様にも喜んでいただけたようです。

2010年11月30日火曜日

フェルトの切り方

フェルト布で小さなぬいぐるみや小物を作ることがよくあります。
ほつれないフェルトは扱いやすく、初心者の手芸にも向いています。

でもフェルトの裁断は案外難しいものです。

たいていの場合私は、型紙を上に置いて鉛筆や布用マーカーなどでまわりをなぞり、その線に沿ってはさみで切ります。
手軽ではありますが、フェルトは表面が毛羽立っていて、しるしがつきにくいのです。入り組んだ形だと何がなんだかわからなくなったり、切ったあと左右の脚を重ねたら太さが違っていた、なんてことも。

フェルトを縫い合わせるときは、縫い代をつけずに切って表からかがるのが一般的です。描いた線のぎりぎり内側を切れば、布にしるしが残りません。でもなかなかうまく切れず、布縁に鉛筆の粉が見えていて、色淡い布は仕上がりが汚くなることもあります。

型紙を薄い紙に写し、線よりも一回り大きく切り抜いて、それをフェルトにセロテープで貼りつけ、紙ごと切っていくというやり方は、ディズニーのフェルトマスコット&小物(ブティック社)という本に載っていました。テープは線にかかるように貼ります。



これだと、小さくて複雑な形でも、比較的正確に切ることができます。

数年前、この本を見て、ミッキーマウスとスティッチを作りました。スティッチの爪は幅2ミリほどです。



型紙は使い捨てで、すべてのパーツにつき1枚ずつ必要です。スキャナで読み取って印刷しましたが、手描きで写すとなるとかなり面倒な作業といえます。

それと似ていますが、厚紙で切り抜いた型紙をフェルトにセロテープで貼りつけ、型紙の縁に沿って切っていく方法もあります。



型紙は繰り返し使用できますが、そのうちテープだらけになるので、長持ちはしません。複雑な型を切り抜くのはやや困難です。

セロテープを切ると、はさみに粘着剤がつくことがあるので注意しましょう。

ごく単純な形でやや大きめのものなら、型紙とフェルトを重ねて指で押さえながら切ることもできます。

なお、フェルトは厚みがあるから、表面に垂直になるようにはさみの刃を当てて切ります。でないと、断面が斜めになり、表と裏で大きさが微妙に違ったり、薄い縁から崩れてきたりして、きれいに仕上がりません。
それを逆利用することもあります。猫耳の内側にフェルトを貼る場合などには、断面が斜めになるように切ると、貼りつけた縁に厚みが出ず、いくぶん自然な感じです。

フェルトといえば、羊毛フェルトでいろんなものを作る手芸が人気ですね。ぬいぐるみよりもリアルにできて、作り甲斐があるようです。
私はまだ取り組んだことがありません。外側から形作って中身を詰める方式が、今のところ私には向いているようです。

2010年11月27日土曜日

Tシャツ延命策

この古いTシャツ、もとは深い紺色でしたが、色あせて白っぽくなり、首回りはボロボロにほつれています。洗濯のたびに糸くずが浮遊するのです。
ボロTシャツ
首回りのアップ
Tシャツなんて安いものだから、ここまで着倒せば処分しても惜しくはないでしょう。

しかし、襟首以外はいちおうちゃんとしてるんです。
ちょっと補修すれば、外歩きはできなくても、アンダーシャツ代わりにはなりそう。

Tシャツの縁取り布は、スエットシャツやポロシャツのリブニットよりも薄手で、一般には市販されていないようです。買えたとしてもぴったり合う色は見つかるはずもなく・・・。

ま、下着だから、色や材質にこだわる必要はないんですよ。

ほつれた首回り布を切り取り、普通の綿ジャージーを適当に切って輪に縫い、二つ折りにして縫いつけました。幅は好みで、長さは首回りよりも短めにします。
付け替え後
これであと数か月はもつかな。

別のボロTシャツは、ちょっとおしゃれにリフォームしようと、幅広のストレッチレースで縁取ってみました。ほつれかけた胸の刺繍にはアップリケ。
ボロボロ縁
レースでイメチェン

これが大失敗。肌触り悪いし、見た目もかなりひどい。

結局せっかくつけたレースは取り去って、黒い布で縁取り。この布はタンクトップに作り変えたTシャツから外したもので、伸縮の具合はなかなかよろしいです。
むろん人前で着る代物ではありませんが。
縁取り直し

それにしても、ここまで倹約しなければならない生活って、なんだか哀れですねえ。

2010年10月22日金曜日

ペーパー・ジラフ

小さなキリンぬいぐるみの作り方をアップしました。
模様は手描き。実際のところ、キリンの模様を描くのはたいへん面倒です。

キリン柄の布も市販されていると聞きますが、私は見たことがありません。入手できたとしても、大きなキリンにしか使えないでしょう。

型紙に模様を描いておいて、それを布に直接プリントして縫おう。
・・・という考えは当然浮かんできますね。

近所のパソコン店へ赴いて、『コットンクロス』というものを買ってきました。プリントできるA4布が2枚入って660円。
インクジェット用クロス(コットン)

薄手の平織り木綿だから、フェルトのように断ち切り+かがり縫いにはできません。
かといって、小さなキリンの細い脚を縫い代つきで縫うと、表に返すのは至難の業。

キリンの型紙を150%に拡大し(A4にぎりぎりで収まるサイズ)、少し改変して、模様を描いてみました。

まだ試作段階。フェルトならいくつでも試し縫いできても、1枚330円の布となると、ちょっとビビります。

とりあえず柄合わせのイメージを見ようと、コピー用紙にプリントして、3ミリほどの縫い代、ではなく糊代をつけて切り、ボンドで貼り合わせることに。

子どものころ、図画工作の時間にこんなことしたっけなあ。と、なつかしい気分。
糊代どうしを貼り合わせるのは難しいなあとぼやきつつ、糊代は片側だけでもいいと気づきました。ともあれ、ずさんながらも、ほぼ貼り終えました。
カーブしている口元は貼りにくかったから、ぱっくり開いています。ここから竹串を突っ込んで、形を整えたり。

紙キリン
高さは19センチ。おお、ちゃんと立つではないか。

模様はチョコレートのかけらみたいだし、いろいろと改良の余地はあります。
布用の型紙が完成するかどうか、もっか不明です。

2010年9月30日木曜日

バンビ

図書館で手塚治虫の『バンビ』をパラパラとめくっていたら、奥付に『昭和二十六年発行 定価九〇円』と記載されていて、うわーと感嘆。こんな立派なカラー漫画本だから、90円ってずいぶん高価だったんでしょうね。

むろんそれは2005年発売の復刻版でありまして、奥付も単なるコピーです。



その本には別冊付録がついていて、ディズニーアニメに寄せる手塚治虫の熱い想い入れが伝わるエッセイや解説も載っています。なんと彼は『バンビ』を映画館で130回以上観たのだとか。
その熱意が高じて、手塚版絵物語『バンビ』や手塚版漫画『バンビ』ができあがったのです。

バンビといえば、生まれつき映画嫌いである私が、子どものころ唯一見たアニメ映画です。内容は覚えていません。

手塚バンビのストーリーには、原作やアニメとは異なる点がたくさんあるそうです。バンビが人間の家に忍び込んでケーキを焼くなんてシーンも。

バンビは丸顔で鼻がツンとして、大きな目に長いまつげ、表情はかなり擬人化されています。でも手足は折れそうに細くて、さすが小鹿体型。

これまでわりとリアル系の地味な動物を作ってきましたが、衝動的にフェルトでバンビのぬいぐるみを作ってみました。頭のてっぺんまでの高さ9センチ。
顔がアンバランスでいまいちだけど、いちおうお目々はパッチリ。

2010年8月26日木曜日

緑の緑髪

日本語には「緑の黒髪」なる奇妙な言葉があります。(女性の)長く豊かで真っ黒かつ艶やかな髪をたたえる表現です。「緑」は色そのものではなく、「艶があること」を示しているのです。

人形作りにもずいぶんご無沙汰していまして、かっこよく言えば「スランプ」なのですが、実は怠惰なだけ。
もっか「真っ先に作らなければいけない人形」がかなり手間のかかる面倒な仕様なので、ついつい先延ばしにしてしまい、すべてがストップしてしまった状態なのです。

それを真っ先に作らなければいけないのは道義的事情からですが、そのように追い込んだのは自分自身であって、後悔の念もあいまって、難渋しております。
でもま、なかなか取り組み甲斐がありそうな美形だから、なんとしてでも作り上げて達成感を味わいたいという願望もあるのです。

第一の難関は、その人形の髪が緑色であること。

ウィッグ店やアクセサリーショップで探したら、確かに緑色の付け毛は売られています。でも価格が一束3,000円以上と高価。量的に2束くらい必要なので、かなりの投資になってしまいます。
もっと問題なのは、色合いが明るすぎる黄緑色で、気品に欠ける印象なのです。

こうなれば自分で染めるしかない。
これまでもたびたび染めた経験があり、それなりに満足のいく効果を出してきました。モリガンの青髪や赤毛の女性など。
ルルーシュの髪は脱色しています。

で、白いドールヘア(840円)と緑の染料(525円)を買ってきました。こっちのほうが経済的だし、好みの濃さに染められるという利点も・・・。

鍋に水と染料と塩を入れて火にかけ、60度くらいになったら髪を浸し・・・。なんだか染まり具合が悪いみたいなので、いったん引き上げて、さらに染料を加え、温度も少し上げてみました。数十分後、これ以上は染まらないような気がしたので、すすいだら、なぜか淡いブルーになっていました(1)。それはそれで美しいけど、役に立ちません。

どうしてこんなことになったのでしょう。どうやらヘアの材質が異なるようです。
これまで使っていたのはレーヨンヘア。今回買ったのは、表示が何もないけど、ナイロンかポリエステルのようです。よく行く手芸店では、今はそれしか売っていないのです。

ヘア4種

しかたないので、昔買った黄色のレーヨンヘアを染液に入れました。数分後すすいだら、かなり濃い緑色に染まっていました(2)。
これでは濃すぎると、水を足して3倍くらいに薄め、別の黄色ヘアを浸けました。が、2番目とほとんど変わりません(3)。

それまでの染液は捨て、新たにごく薄い染液を作り、温度も時間も短めにしてみました。
乾かすと、ちょっと渋めの薄緑色になりました。鮮やかな黄緑よりは肌の色を美しく見せてくれると思いますが、やや染めむらがあり、部分的に黄色が残っています(4)。

髪の染色って難しいものですね。未使用の髪をずいぶん無駄にしたし、経済的どころじゃありません。
人形完成までまだまだ時間がかかりそうです。

緑の髪

2010年8月23日月曜日

薔薇の折り紙

どりーみーさんのブログで「折り薔薇」というものを知りまして、私も折ってみたのです。
ただの四角い紙が、切ったり貼ったりせずに丸みのあるバラの花へと変化するのは驚異ですが、なかなか難しいものです。

これは『福山ローズ』です。100円ショップで買った折り紙を使いました。
福山ローズ
あちこちがカクカクしていて、折り慣れないって印象ですね。

布(ブロード)も使ってみました。ソフトな仕上がりですが、広がりすぎて、変な感じ。
布薔薇

それでもいちおう折り方を覚えたので、もっと難しいと言われる『川崎ローズ』に挑戦。

ちなみに、どりーみーさんのブログの4月アーカイヴに、両バラの紹介と素晴らしい画像がありますので、興味をお持ちのかたはぜひご覧ください。

川崎ローズ第1号はズタボロで、まるきり紙くずって感じでした。
そういえば、くしゃくしゃに丸めて捨てた紙がたまたまバラの花に似ていることってありません? きっとそれがバラの折り紙の始まりなのですよ。

安物の折り紙だと、裏が白いし、折り目がすれて白っぽくなるし、破けやすいので、練習は主に色つきコピー用紙で行いました。
上手になったら和紙を使おうと思ったのですが、練習段階で飽きてきました。私は折り紙にはまるタイプではないようです。

川崎ローズ

ただし川崎ローズは福山ローズほどの正確さは要求されず、けっこうずさんな作り方でも、そこそこバラらしくなるような気がします。

赤い薔薇

私が折り方を参考にしたのは『バラと折り紙と数学と』(川崎敏和/1998年)という本(たまたま図書館にそれしかなくて)。
いろいろと興味深い内容ですが、誤字誤植が多く、かんじんのバラの折り方は懇切丁寧だけど不親切(初心者にとっては)だし、不正確な図もあるといったありさまで、苦労させられました。ま、それらは出版社の問題であって、バラそのものは素晴らしいですよ。つぼみや葉っぱの作り方も載っています。

白薔薇と蕾

こちらは、モダンなオブジェってイメージの薔薇。
『バラの蕾のキューブ』です。
バラの蕾のキューブ
おりがみ新発見2』(笠原邦彦/2005年)という本の中に見つけました。

立方体の辺の一部をめくっただけのシンプルな作りなのに、バラになっちゃうんですねえ。
バラの花と葉

2010年7月31日土曜日

タンクドレス

暑い日が続きます。
家の中で過ごす服装は、たいてい半袖Tシャツと短パンです。短パンも綿ニット製でウエストゴムの着やすいタイプばかり。

Tシャツというものはけっこう暑苦しいものです。特に男性用は襟ぐりが小さいし、袖が長めだし。

ある日、衝動的に半袖Tシャツの1枚をタンクトップに変身させました。
袖ぐりと襟ぐりを適当にカットして、縁は外側に三つ折りにしてステッチをかけます。ちょっと見には縁取りしているみたいに見えたりして。

それは2年ほど前のことです。
タンクトップのほうが涼しいのは事実だけど、半袖Tシャツは冬には肌着代わりになるので、やたらと袖を切り落とすつもりはありません。

タンクトップは簡単だから、綿ジャージーや綿楊柳などで自作してもいいですね。
昔、タオル地で作ったこともあったけど、伸びない布はあきを大きくしないと着にくいようです。

夏にはゆったりしたワンピースも好まれますが、私が短パンを愛用するのは、あぐらをかいたり立て膝したりと、行儀が悪いからなのです。ワンピースだと昼寝のあとに裾がめくれてるのに気づいたり・・・。

でも短パンにも困った点があります。汗をかくとウエストのあたりがかゆくなったりするんです。あせもとまではいかないけど、その一歩手前くらい。

で、たまにワンピースを着ると、開放感にホッとします。
タンクトップを長くしたようなワンピースを作ってみようと思ったのですが、布が足りなかったので、くだんのタンクトップの裾に長方形の布を輪にして縫いつけました。

布足しタンク

風通しもよくて、もう短パンなんか捨てちゃいたい気分。
今後は立ち居振る舞いに気をつけなければ。

2010年7月23日金曜日

レースうちわ

夏になると広告宣伝用の団扇(うちわ)をもらう機会が増えますね。

そのまま使うのは無粋だし、かえって暑苦しくなりそうなデザインのものばかりだから、張り替えようと提案したことがあります。

でも現実にそのうちわを使ったことはほとんどありません。
家では扇風機に頼るし、持ち歩くには大きすぎて邪魔なんです。携帯するには扇子のほうが便利ですよね。

先日、もっと小さめの宣伝うちわが郵便受けに入っていたので、手ごろな大きさかなと、さっそくリフォームに取りかかりました。
今回はさらに涼しげなレースを使用。両面の柄がずれるとゴチャゴチャしちゃうから、裏面にはソフトチュールを貼っています。

布貼りうちわ
左側は昔作ったハンカチうちわです。

あおいでみると、小さいせいか、風があまり来ません。レースだから抵抗が少なくて風を通してしまうのも理由かな。

それでもレースのうちわでそよ風を送る姿には風情があるかも・・・と、そのうち外出のお供にしてみるつもりです。

2010年7月22日木曜日

吸盤ピンクッション

しばらく縫い物から遠ざかっておりました。

少し余裕が出てきたので、手慣らしに簡単な小物でも・・・と、以前tamtamさんに教えていただいた「ミシン用針山」を作ろうと思い立ちました。
実例はこのページに載っています。

ところがですね、私のミシンは旧式ながらもタッチパネルタイプで、この取り付け方だとちょっと邪魔になりそうです。

それで、吸盤を取り付けることにしました。

吸盤は直径4センチ。長年使用していない歯ブラシ立てから外しました(不用品でも後生大事に取っておく性分なんだよね)。

裏側はフェルト、表はプリントシーティング。右側の円は厚紙です。
厚紙とフェルトは中央に穴をあけ、吸盤を通すための切り込みを入れます(切り込みではなく、歯ブラシ立てなどのように、ひょうたん型の穴をあけると、簡単だし取り外し可能ではありますが、厚紙が傷んで外れやすくなります)。

ピンクッションの材料

表布にギャザーを寄せ、周囲をフェルトと縫い合わせます(多少縫い残しておくと、厚紙を入れやすい)。表に返し、吸盤を取り付けた厚紙を入れ、綿を詰めて返し口を閉じます。

ピンクッションの裏側

ミシンにピンクッション

しかしまあ雪だるまとは、この季節になんという模様を選ぶんだ。
わずかなりとも涼しい気分になりたかったんですよー。

2010年4月30日金曜日

けっこう毛だらけ

ぬいぐるみを作るときに使用するファー布を切ったり縫ったりすると、細かい毛が舞い散ってたいへんだということは、すでにあちこちで書いています。

それでも作るときはそこそこ充実感があってよろしいものです。

面倒なのは、あとの掃除。
我が家はほとんどじゅうたん敷きなので、飛んだ毛が絡みついて、掃除機をかけただけでは完全に取れません。掃除機はわりとハイパワーですが、安物で、じゅうたん専用ブラシなどついていないのです。専用ブラシでもどうせ取れないだろうとは、過去の経験から想像がつきますし。

じゅうたんを捨てたいと長年思ってはいるのですが、騒音防止の観点から、実施に踏み切れません。
フローリングはフローリングで、掃除がたいへんみたいです。近眼の私にもホコリが見えるくらい目立つし、綿ゴミが浮遊しながら、タンブルウィードみたいに成長するんです。

粘着性のじゅうたん掃除用ローラーみたいなものは使ったことがなく、ガムテープはもったいない気がして、結局一番ましなのが洋服ブラシのようです。
毛が植えられているブラシではなく、布製の品です。写真では一番下の楕円形のブラシ。

ブラシ

このブラシは相当古いもので、プラスティックの柄はひび割れて、布を巻きつけています。が、ブラシ面はまだまだ使用可能。擦り切れたり破れたりせず、実に丈夫です。
片方向になでるとゴミがくっつき、反対方向になでるとついたゴミが外れるというしくみです。

その昔、スーパーの店頭かどこかのイベントコーナーで、アイデア商品として売られていました。当時1,000円くらいしたと思います。今では同様の品が百円ショップでも買えますが。

掃除機をかけたあと、これでじゅうたんを強くこすると、すっきりします。じゅうたんの毛並みも整うし。
ただし1度に取れる範囲は狭いから、部屋中行うのは時間もかかり、かなりの重労働です。ときたま念入りに掃除するときに使います。

上っ張りについた毛も、このブラシで取ります。ベランダでふるったりすると、我が身に飛んできたり部屋の中に舞い込んだりして逆効果なのですよね。

一番上のブラシはナイロン毛で、出来上がったぬいぐるみの毛並みを整えるのに使っています。
真ん中は獣毛で、人形の髪をとくのに便利です。

そういうわけで、人形やぬいぐるみ作りに、ブラシは必需品です。

2010年4月17日土曜日

針山

裁縫にピンクッションは必需品です。
今では「針山」だの「針刺し」だのと言う人は減ったと思いますが、うちの国語辞典(1995年版)にはピンクッションという見出しがないのですよ。

それはともあれ、私もいくつか持っています。

四角いのはよく使う縫い針用、丸いのは待ち針用。
普段使いのピンクッション

これは長い針や特殊針専用です。
今のところ手持ちの針で一番長いのが18センチ。
長いピンクッション

ブルーと茶色はフェルトを縫ってポリエステル綿を詰めました。

薄紫の針山は市販品です。かなり年季が入っていて、あちこちから髪の毛の先が飛び出しています。手首にはめることができるようについているゴムバンドは、すでにびろ~ん

針刺しに人毛を詰めるのは、髪の油分で針が錆びないようにするためです。

ポリエステル綿でもしょっちゅう使っていればまず錆びませんが、長期保管には向かないようです。
昔、コーヒーの出し殻がいいと某手芸雑誌に書いてあったので、試してみたら、すぐに錆びてしまい、さんざんでした。コーヒーにも多少の油は含まれているし、完全に乾燥させたはずだったんですが、湿気を吸いやすいようです。

手首のゴムが伸びきっても、別に困ることはありません。手首にはめて使うことはまれですから。
ミシンかけの最中には、外したピンをいちいちクッションに刺す余裕はなく、そのへんに放り出します。
手縫いのときにはそうそう焦る必要はないけど、粗忽だから手首に針を刺したことが何度かあって、懲りました。

などと言いつつ、新たにゴムつきピンクッションを作ってみました。
いちごのケーキ(のつもり)とエクレア(どこが?)。
いちごピンクッション
エクレアピンクッション

こちらはピンクのピンクッション。
って、単なるフェルトの象ぬいぐるみ(試作品)です。かわいそうに~。
ピンクの象さん

2010年3月20日土曜日

袋貼り

その昔、内職といえば、袋貼りか造花作りでした。
現代ではパソコンを使った内職が大はやり。詐欺に引っかかるケースもあるようですが。

袋貼りなら私もときどきします。
型紙を整理する封筒を作ることが主です。カレンダーやポスターなど、不要になった紙を折ってボンドで貼るだけの簡単なもの。

ぬいぐるみなどを送付する封筒も、たいていは手作りします。
大きさがまちまちなので、市販品では対応できないのです。
廃品利用ではあんまりなので、ハトロン紙を使います。

ハトロン紙といえば、昔は全紙を服の型紙作りによく使っていました。片面がつるっとして、裏はざらっとした、茶色の丈夫な紙です。
今ではハトロン紙なんて呼び方はあまり聞きませんね。クラフト紙のほうが通りが良いようです。

私が使っているのは両面ともざらっとしています。包装資材店などで一巻1,000円程度で売られています。大きな人形は段ボール箱で送りますが、そのときの包装にも使っています。

袋貼りは、二つ折りにしたクラフト紙を1枚と見なして、両側から折ってボンドで貼り、下を封筒ふうに切り取って貼り付けます。二重構造だから、かなりしっかりと出来上がります。緩衝材など入れなくても大丈夫です。

封筒の大きさは中身がぎりぎり入る大きさにしないと、定形外郵便からはみ出したり、料金がかさんだりします。その意味でも手作り封筒は自由に大きさを決められるので便利といえます。

クラフト袋

2010年3月12日金曜日

猫の頭

昨日失敗した猫ぬいぐるみの頭ですが、新たに布をカットして作り始めました。

長毛猫なので、縫い代部分の毛をカットしています。
今回は、縫う前に目をくりぬいておくことにしました。そのほうが位置の確認をしやすいようです。

切り口にはかなりの量のボンドを塗ります。普通の水溶性ボンドで、写真は塗った直後なので白く見えますが、乾くと透明化します。

頭のパーツ

ちなみに頭の型紙は、ラグドールとほぼ同じです。

頭を縫い合わせたあと、目の位置を確認して、たぶんもう少し大きく切り広げ、縁にさらにボンドを塗って、その上から黒のアクリル絵の具と透明なコート剤を塗ります。アイラインのようで、猫らしくなります。

黒い布は型紙を写したり印(しるし)をつけるのに苦労します。ニット系は特につきにくいようです。
以前はピンクや水色のチャコペンシルを使っていました。これは粉だからたやすく落ちて、掃除機をかけたらほとんど見えなくなります。

今はチャコエースというペンタイプのマーカーの白を使っています。水で消えるもの、時間が経つと消えるものなど、幾種類かあるようです。印つけから縫い始めまで数週間かかることもあるので、水で消えるものを利用。
サインペンタイプだから描きやすいけど、やっぱり薄くなりやすく、縫いながらときどき型紙を当ててチェックしたり、けっこうたいへんです。もっとしっかりつくものが欲しいけど、裁縫の現場では、印なんて大まかでいいものだし、消えにくいと困るということで、なかなか希望にそうものが見つかりません。

その点、白や薄い色の布は鉛筆が使えるから楽だし、経済的なんですよねー。

見た目は黒猫のほうが迫力あるから、出来上がったときの満足感も大きいと思うんですけど。

2010年3月11日木曜日

猫目穴

目を閉じる(細くする)ことのできるぬいぐるみは、手間はかかりますが、作り方はそんなに難しいものではありません。

目の部分を二重構造にして、下の布に目玉を取り付け、上の布は目の形(猫ならアーモンド形)にくりぬくのです。くりぬいた縁は伸びやほつれを防ぐため、ボンドを塗って乾かします。最後に目尻と目頭を一針ずつ縫い止めます。
下の布に白を使うと、隙間からのぞく部分が白目のように見えます。

ぬいぐるみの目は球形のカーブがきついので、どうしても隆起して見えます。
ボタンアイなら縫いつける糸を強く引くと奥目になってかわいいものの、しっかりわたを詰めておかないと、頭の形がゆがんだりします。座金タイプや差込型は、糸を使わないのでよけい飛び出ます。

二重構造にすれば、目が引っ込んで、比較的自然な感じです。ただしまぶたをめくると変になるし、無理やり目を閉じさせることを繰り返すと、糸が切れたり壊れたりします。

数ヶ月前から取り組んでいる黒猫のぬいぐるみですが、なんやかやと雑用が入って、カタツムリよりも遅い歩みです。
このたびやっとボディと頭を縫い終え、形が見えてきました。

ところが!
目の部分をくりぬいて目玉合わせをしたところ、なんとなくいびつなのです。よくよく検分したら、くりぬいた位置にずれがありました。片方の目が2ミリほど上にあるのです。
黒い布は印がつきにくく消えやすいから、間違えやすいのです。もっと慎重に切るべきでした。

大きなぬいぐるみだから、2ミリくらいのずれは重大事ではありません。気にしなければ大丈夫・・・なのだけど、やっぱり気になる。
上に位置する目の下まぶたを1ミリ、反対側の目の上まぶたを1ミリ、それぞれ切り広げることにしました。そうすれば誤差が1ミリに縮まる計算。

と、ところが!
切ったあと気づきました、両方とも逆に切ってしまったことに。なんという大ポカ。
誤差は3ミリ、じゃなかった4ミリに拡大。もはや修正不可能。

こんな日はケーキでも食べて完全休養・・・と思ったけど、気を取り直して頭だけ作り直すことにします。
いつになったら仕上がるんだろ。ふう。

猫ぬいぐるみ頭

2010年2月25日木曜日

アイロン台

私が使っているアイロン台は、長方形の板状で、昔実家から持ってきた年代物です。表は布でくるまれていて、裏には紙が貼られています。
まさか中に藁が詰まっているなんてことはないでしょうが、長い間にいろんなものがしみこんでいる可能性はあって、中をのぞく気にはなれません。

アイロン台

服にアイロンをかけることはほとんどなく、もっぱら手芸の作業台として重用しています。

特に裏側。
適度な柔らかさで待ち針が刺さるから、型紙のしるしつけにちょうどいいのです。
人間の服は大きくて台からはみ出るものもありますが、小物や人形の服ならまず大丈夫です。

テーブルに載せたアイロン台の上に、裁縫箱や縫いかけの小物などを置いて作業します。
実は食事も同じテーブルでするのですが、アイロン台ごと移動させれば、あっという間にテーブルはすっきり。

また表も、小さな人形や小物を置いて写真撮影するときに、けっこう便利です。マスコット人形などは自力で立てませんが、この上に立たせて後ろを待ち針で留めたりします。

あまりに使用頻度が高いので、裏は針穴だらけだし、表裏ともあちこちに絵の具やボンドのシミがついたりして、すぐに汚くなるのです。

それで10年ほど前、新たな台を買い求めました。同じく長方形で、撥水耐熱性の布が貼られていますが、薄くて小さく、品質も悪く、裏には割れ目ができ、全体が反り返ってしまい、手芸台としては使い物になりません。針を刺すとせっかくの防水加工も無意味だし。
ときたまほんとうにアイロンをかけるときに使用しますが。

結局、以前からなじんだこのアイロン台を張り替えることにしました。
表は白い木綿布でぴっちりとくるみ、裏には白い厚手の紙を貼ります。簡単な工程で新品同様になりました。

そのような張り替えを1、2年ごとにおこなって、徐々にアイロン台は太りつつあります。

上が新しい布。下は汚れていた旧布。
白布

2010年2月21日日曜日

ナイトキャップ

子どものころ、アメリカ漫画を見てびっくりしたのは、夜寝るときに帽子をかぶること。
それもいい年の男の人が、派手なデザインで丸い房飾りのついた、長い円錐形の帽子なんかかぶっちゃってるでしょ。髪が乱れないようにするためだろうか、それとも健康上の意味があるんだろうかと、いぶかりました。

身近にも、女の人が寝るときにかぶることがあるのは知っていました。カーラーいっぱい巻いて、それが取れないように押さえておくためのキャップです。

中学生になり、私もいっぱしのおしゃれ心から、カーラーや金属製のクリップを使ったりするようになりました。あれは痛いです。眠りを妨げるし、夜中に無意識のうちにむしりとったりして、さんざんでした。
その後スポンジで覆ったソフトなものに買い替えたりしましたが、あまり上手にできず、結局しょうもないことに小遣いを費やしたもんだと後悔しました。

そうやって女性がかぶるナイトキャップは、男性のようなサンタ帽ではなく、シャワーキャップのような形が一般的だったと思います。

カーラーはやめたものの、縫い物をするようになってから、いくつかナイトキャップを作った記憶があります。
円形の布のまわりにレースやフリルをつけ、数センチ内側をゴムミシン糸で縫うのが一番簡単です。

そのひとつが抽斗の中に現存しています。
ナイトキャップ
パジャマとおそろいで作ったのですが、パジャマのほうはとっくに擦り切れてお払い箱になりました。
このキャップ、ほとんど未使用だけど、当然ながらゴムは劣化してびよーん・・・と思いきや、案外弾力性が残っています。けっこう幅広のゴムテープを通しているのです。

どうせかぶることはないから捨てればいいのに・・・いやいや、交通事故や病気で入院なんてことになったら、見舞い客に乱れ髪を見せずに済むから便利じゃないですか(って、不吉なこと考えるなよ)。

2010年2月19日金曜日

パールフラット

人形の髪を捜して毛糸の箱を漁っていたら、三菱レイヨンの『ミンクル・パールフラット』というものが出てきました。

パールフラットは一種のサマーヤーンで、夏帽子やバッグを編むのに使われた糸です。とうの昔に製造中止になったようです。ひところ黒を探し回ったけど、見つけることはできませんでした。
イメージとして、荷造りなどに使う安物の白い紐に似ています。
同種の素材であるハマナカ『アンダリヤ』なら、ご存じのかたも多いのではないでしょうか。

私が人形作りを始めたきっかけとなった本が、グラフ社の『人形づくり』(菊池ともゆき)です。
人形づくり
その本の中で、人形の髪としてパールフラットが使用されていました。

パールフラットは幅広で平たい形状をしていて、目の細かい櫛でとくと、細かく割れて毛髪状になるのです。バサバサしていて、お世辞にも優美とはいえませんが、人形の髪といえば毛糸が相場だった当時は、つやがあって目新しく、重宝しました。

ちなみに、アンダリヤはといても割れません。見た目は似ていても、素材が違うようです。パールフラットが消えたのも、すぐ割れて扱いにくいという苦情のためではないかと思います。

今では近所の店でも、人形用のレーヨンやナイロンの髪が買えるようになりました。私もパールフラットを使うことはもうありません。

だけどパンクヘアのように突っ立った髪や乱れ髪は、やっぱりパールフラットが最適って気がします。

人形
昔作った、金茶パールフラット髪の人形。

2010年2月17日水曜日

ぬいぐるみの布

ぬいぐるみは、通常毛足のあるファー布を縫って作ります。

ダックスフントの作り方ページでは、初心者にも長毛種をすすめていて、その理由として、見映えが良くてごまかしも利くと述べました。

それはその通りですが、実際の話、長い毛足の布はほんとうに扱いにくいものです。

裁断するときは長い毛を切らないように注意しないといけないし、毛がついている分厚いから、ミシンをかけたときにずれやすいし、縫い込まれた毛を引っ張り出すのに手がかかるし、仕上げのトリミング(刈り込み)がこれまた大変だし、作っている最中にたくさんの毛が舞い散るし・・・。

このごろでは、裁断した布の縫い代に植え込まれている毛をカットして、地肌だけの状態にしてから縫い始めます。
はさみの先を差し込んで、慎重に毛だけを切っていくのです。

等身大の猫で、足の裏を別付けするタイプだと、パーツは耳を除いて18枚にのぼり、縫い代の合計も相当な長さになります。むろんそれは単色の場合で、バイカラーや三毛猫だともっと細かく分かれます。
縫い代だけでなく、最終的に短くする部分(顔や手足)なども、大まかにカットしておきます。
そんなわけで、カットだけで2時間以上かかります。切ったあと、1枚ずつ掃除機で無駄毛を吸い取ります。

面倒な作業ですが、これをやっておくと、縫うときにいくぶん楽だし、仕上がりもきれいです。
まあとにかく、ぬいぐるみ作りは根気と精神力が必要な大仕事なのです。純粋に趣味として取り組まないと挫折しますよ。

黒なのでややわかりにくいけど、右側が縫い代をカットした布。
ブライトハイパイル

そうやって切った毛はかなりのかさになり、なんだかもったいないなーと思ってしまいます。
切った毛

2010年1月30日土曜日

編み込みニット

編み物を長年していないと書きましたが、編むことはけっこう好きです。縫い物と違って散らからないし、ひとところにじっと座って手を動かすだけという点が性に合っているのかも。

人形のセーターやカーディガンは小さいから、かなり凝ったものでも比較的日数がかからずに出来上がります。むろんセーター1枚に「日数」をかけていては、まるきりショーバイになりません。だからやめちゃったんですけど。

毛糸の在庫は衣裳ケース1個分ありますが、蓋を開けるのは、人形の髪に適した毛糸を探すときくらい。

人間用のニットはえんえん同じことを続けるわけだから飽きるし、自分ではウールをほとんど着ないので(手洗いが面倒だしー)、編む気になりません。

昔ヒマだったころはいろいろ編んでいました。

これはうちの猫をリアルに模写した編み込みセーターです。母のために中細毛糸で編みました。なんだか表情がブキミ・・・ま、こんな顔ですよ。
ピンクと白黒程度しか使っていないように見えますが、目や陰影の部分などにさまざまな色が組み込まれています。

猫セーター

橋本治のニット本『男の編み物、橋本治の手トリ足トリ』に触発されたのですが、この本に載っているようなすごい作品には、デザインの時点からすでに及びません。
当時はパソコンで製図なんてことは考えず、方眼紙にせっせと手描きしました。

編むスピードが遅いせいもあって、数週間かかった記憶があります。
背中に猫爪の引っ掻き模様をだーっと走らせる予定だったけど、それも挫折。
手編みは前だけでうんざりしたので、後ろと袖とゴム編みは編み機を使いました。古い編み機は細い毛糸に向いていたんですよね。

その編み機もとっくに処分しました。
今後編み物をすることはまずないと思います。

2010年1月29日金曜日

ゴムキャップ

人形やぬいぐるみの細い手足に綿(わた)を詰めるのはけっこう面倒です。平均に入らずデコボコになったり、左右が違ったりして。
私は人形作りにおいて、土台にわたを詰めそれをストレッチ肌布で包むという手の込んだ方式を採用しますが、これはわた詰めのまずさをごまかす効果もあるのです。
とにかくわた詰めは人形作りの過程で一番重要で難しい作業です(かの中原淳一もそのようなことを言っていました)。

わただけならともかく、その中心に針金を入れるとなると、さらに困難度はアップ。
数をこなしているうちに、多少は上達しましたが。

針金で別の問題点は、わたを詰める最中に怪我をするおそれがあるということです。実際、何度も引っかけて手に傷をつけました。
そうならないように、長めにとって端を丸めておくことが多いのですが、丸めるとわたを巻きつけるのに邪魔になるので、だんだん伸ばしてしまったり、なんとか詰めていても、丸めた中心に指が触れて怪我をしたりで、なかなか危険は去りません。

先だって、針金の代わりにテクノロートを使う話をしました。テクノロートは端に触っても痛くも危なくもなく、安全な素材です。ただし性能に問題ありとはすでに述べた通り。
で、針金とテクノロートを混在させることにしたのですが、なにぶんテクノロートは高価です。できるだけギリギリにカットしたいので、丸める余裕がありません。

何かいい方法はないかと思案したら、ゴムキャップを思い出しました。
棒針編みで、編み目を休ませるとき、毛糸がすっぽ抜けないようにかぶせておくものです。一般的な棒針は片端に玉がついていますが、玉なしの針にかぶせると玉つきと同じに使えます。

さっそく取り出してかぶせてみたら、わりと具合がいいように思えました。丸めたときよりも詰めにくいのは事実ですが、しっかりはまって抜けにくいので危険は軽減されます。

が、しばらく使っているうちに、一部がボロッと欠けてきました。別のものはひび割れたり、ぐにゃりとゆがんで針金が飛び出たり。

棒針キャップ

よく見たら、これまたゴムが劣化していたのです。ずいぶん古い品だからやむを得ないとは思います。編み物も長い間していなくて、気づきませんでした。

高い商品ではないからまた買えばいいのですが、ゴムってほんと扱いにくいものですねえ。