2009年6月18日木曜日

はさみ研ぎ

シャープな刃物が大好きな私ですから、仕事道具の裁ちばさみはさぞや逸品を愛用しているかに見えましょう。実はステンレス製の安物でありました。

それ以前には庄三郎の硬刃とかいうのを使っていました。サイズ24cmでわりと高かったけど、刃が硬いなら丈夫に違いないと単純に信じて購入。
ところが存外ヤワなヤツで、すぐに切れなくなりました。よく見たら刃こぼれもあります。
鋼の鋏のメリットは研ぎ直しができることですが、そういうことをすごくおっくうがる性格なんですよね。
包丁なら自力で研げても、はさみは自信なし。研ぎに出してもまた切れなくなるなら、安いはさみを次々に買ったほうが経済的ではないのか。というわけで、780円で握りがピンクのプラスチックという代物を後釜に選びました。

実際、そのピンクのはさみは新品のころはなかなか切れたし、しかも硬刃より長持ちしました(年月だけでなく使用密度も考え合わせると正確なところは不明ですが)。
それもだんだん鈍ってきて、布を切るには心もとなくなりました。

はさみの半額セールと書かれたユザワヤのチラシをにらみつつ、これ以上増えてもねえ・・・と思案。いくつかの切れない裁ちばさみのほか、ピンキングや糸切りにレザー切り、剪定用、トタン切り、眉カットまで加えれば、我が家には相当数のはさみがあるのです。
研いでもらうとしても、どこに行こう。手芸店でも引き受けるらしいけど、費用や日数はどうなのかな。

そのとき唐突に思い出しました。近所に刃物屋らしき店があることを。あまりに近くてしょっちゅう前を通っているので、かえって盲点となり、存在を忘れていたのです。

硬刃を手にそこへ行き、改めて眺めると、看板は出ているものの、まるで廃屋(失礼!)みたいな一戸建てで、表のガラス戸はホコリで曇って中が見えないほど。
営業してるんだろうかといぶかりつつ、戸を開けて入ると、背中を向けてシャッシャッと何か研いでいる人がいました。呼びかけてもしばらくは返事もなく・・・。おどおどと待っていたら、のっそり立ち上がって近づき、じろりと見たのは頑固そうなおじいさん。
「鋏を研いでもらえますか」と差し出すと、2、3日かかるとのこと。

預けて数日後に取りに行きました。研ぎ代は700円でした。
さすが職人技。切れ味抜群です。780円の新品ステンレスなど足元にも及びません。
この鋭さ、いつまでもつでしょうか。

庄三郎硬刃

2 件のコメント:

A子 さんのコメント...

るのさん、こんにちは。
うちにも、刃の先っぽで布をよく切れるハサミがあったのですが、現在行方不明中です。
先端が使えないハサミ(刃の腹では切れます)は使ってるとイライラするので、
私も研屋さんにお願いしてみようかな、と思いました。

ルノ さんのコメント...

A子さん、こんにちは。
全くです、刃先が切れないハサミって、イライラしますね。紙工作などではあまり支障がなさそうですが、裁縫には向いていないと思います。
研げば切れるようになるなら研いでみたほうがいいかもしれません。